【新連載】”オソンソン的映画紀行”ひさしぶりにトラウマ映画観たけど、あれっ・・・

“最近のジャパニーズホラーとかなんかね・・・”
そろそろ、ネタも無くなってきて
どうにも八方ふさがり感満々のオソンソン。
ニコニコもナタリーもパッとした記事が
見つからずとりあえず思いついたのが
映画批評という訳で
最近、映画が全然観れてない私がW
今まで観てきた映画の中で
選りすぐりの1本をご紹介する
“オソンソン的映画紀行”
今日、紹介するのは
「スウィートホーム」です。
監督は今や日本を代表する監督の黒沢清、そして制作総指揮にあの伊丹十三。
1989年に公開された日本のホラー映画です。
この作品、実は筆者のトラウマ映画であり
ホラーと言えばコレっ!!と言ってしまえる程、
私のホラー映画観に大きな影響を与えた作品です。
同世代だと映画でなくともゲーム(ファミコン)で
トラウマになったとゆー人も少なくないかと思います。
とにも角煮も
とりあえず暗いっス!!
そう!!この年代の映画って
どれもこれも画面が暗いのよ。なんとかしてっ!!
ってついついお姉言葉になってしまうのは映画を
書いてるからなのピーコさん?!
冗談はさておき、
やっぱりデジタル技術がまだ未成熟な年代の
フィルムは独特の質感がありまして
特にホラーはそれが顕著。
だって暗いと役者が何やってるか観えねぇ~んだもんW
だからなのか恐怖が誇張されて
割と大根な役者さんでもそれが逆に怖かったり(リアル感)するんですよね。
ただ、この作品に出演されている若かりし古館さんの演技の臭さは
バリ怖ですw
しかし、大人になって改めてみると
あれっ?!ってなった箇所が何か所かあって
子供の頃に観て恐怖したシーンが絵的に
全然、違かったりして(脳内で大幅に誇張されてる)
改めて子供の頃にホラーは観とくべきだなと思いましたね。
ただ、今のホラーってやっぱり視えすぎなんだと思います。
視えないことが想像力を膨らませる(怖さを倍層させる)
ってのはゲームの面白さ(アナログゲームは面白い)にも通じるものが
あってそれは表現すべてにおいて言えることかもしれませんが
もうちょっとシンプルになったほうが映像は良いのではと
思うのですが効率的に考えてもデジタル技術は捨てられないでしょうね。
ただ、デジタルに移行してしまった今だからこそ
80年~90年代の作品は独特の質感を持っていて面白い。
そう、考えさせられる作品でした。
とりあえず、劇中に出てくる影の演出は
目からうろこでした。(影ってあんな怖いのね)