フレットと弦とピックアップだけのギターが発明されるの巻

高級楽器志向の諸君に告ぐ!それ、みたことか!!昭和の民家の屋根についてた八木アンテナみたいな金属の束に、弦とピックアップを付けてチューニングすればだよ、あとは確かな技術とパッションがあればの話だよ。ほらみろ、簡単ににジミ・ヘンドリクスなサウンドを奏でられるギターが出来上がるんだよ。これで、思う存分セクシーなサウンドで観客を魅了した直後、ギターに火を放つパフォーマンスで締めくくっても安心だ。だって金属は、そうたやすく炭化しないからね。だれだ、俺がハードオフで2万円で買ったスタインバーガーの胴鳴りのケツが軽いとかどうとか言ったやつ!出てこいプロデューサー!


Gittler Guitar Demo

まず、ぼくが最近愛用しているスタインバーガーという楽器メーカーの(spiritとかいう中古で2万円で買った廉価版モデルの)ベースは、みんなが思っているエレキティックな楽器とはちょっとだけ見た目が違って、ヘッドと呼ばれる弦楽器でいうところのアタマ部分が最初から切り取られていたりボディが極端に小さかったりと、変なカタチのタイプを使って演奏をしています。普通のやつより軽そうだから買いました。

XT-2DB

そんな(紆余曲折を経てお門違いの家具屋が開発した革新的なスタインバーガーの)形状の楽器でも、ちゃんとネック(右利きなら左手の指で弦を抑える部分)とボディ(右利きなら右手でジャンジャンやる部分)も、木材を削ったやつで作ってあるんです。っていうかむしろその木材の材質(ローズウッドだとかメイプルだとか、やれスルーネック(ネックとボディが木材と接着剤でくっついたやつ)だとかボルトオン(ネックとボディがネジでくっついたやつ)だとか、(もう読まなくてもいいですよ)果てはこの楽器で使われてる抵抗だかダイオードだかがもう生産されてないから現代だと再現できないんだよねーみたいな、やっぱりゲインの後ろの抵抗1KΩと1.5KΩじゃ暖かみが違うよねーみたいな)だとか、ネックって木材だから湿気で角度が(数ミリ度)反(順|逆)って音程が安定しないよねとかそんな些細なディテール(詳細)がメイン(本筋)で語られがちな、古(いにしえ)から伝わる域を出ない)で構成されて作られているのもかかわらず、弦(音を鳴らすもととなる長いやつ)とフレット(弦の共鳴の長さを調整するネックのしましま部分)とピックアップ(弦の振動を磁石パワーで増大して電気的にでかい音にするための入口部分)だけで、いい感じのサウンドメイクができるっていうことはやっぱりボディの鳴り(楽器本体の共鳴)がどうとかっていうより、やっぱり結局つまるところ楽器をいい感じに鳴らすのに必要なのは友情、努力、気合っ、そして発明てことでいいんじゃないでしょうか。つまり何が言いたいかというとこれ欲しいということを申し上げている所存です。軽そうだから。以上です。

 

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