タグ別アーカイブ: アート

ジャケットから聴く未知の音楽 vol.01 「WILCO – schmilco」

ジャケ買い。砂漠の砂粒の数とも見えるほどに溢れかえるパッケージの洪水から燦めく、一条の閃光。無意識のうち、それに手を伸ばして捕まえる。それは、出会いだ。興奮で湿った掌の中に、たった今捕まえたそれがある。昂ぶる期待と不安を抑え込みながら、ゆっくりと手をひらく。しかしそこには何の変哲もないただの砂塵が握り締められていただけだったのだ。良くある小さな冒険の話である。

精巧、精密、超リアルなミニチュア廃墟が出現

前回の記事に引き続き、廃墟ネタ。だけど今回は残念ながら、どう頑張ってもその廃墟の中を歩くことはできません。アーティストコンビのNix+Gerber が、それと言われなくちゃわからないくらい、超リアルなミニチュア廃墟をビルドアップしたようです。世紀末ヒャッハー的なものが終焉を迎え、静寂と、人の営みの残滓だけが取り残された耽美な部屋を眺めながら、時折ミニチュアであることを思い出しては目を疑ったりしてみよう。

レッツ、デカダン!廃墟探訪inヨーロッパ

フランスのフォトグラファー Romain Veillon 氏が4年の歳月を費やして、ヨーロッパ各地に存在する打ち捨てられた建造物を写真に収めといてくれたよ。その耽美的な世界観は、あたかも明晰夢でもみているかのよう。ブルジョワ衰退、からのデカダンス主義、みたいな。ってなかんじで、みんなでソドミーなお散歩と洒落込もう。

コーヒーをインクにした超精密指紋アート

インドネシア在住のアーティストGhidaq al-Nizar がコーヒーのインクでソーサーのカンバスに、文字通り指先程度の大きさの精密なアートを完成させた模様です。コーヒーのセピアカラーと、指紋の繊細なラインパターンが織りなすノスタルジックでポエミーな作品を、コーヒーでも飲みながら眺めてみましょう。

身近な食べ物やアレやソレと意外なモノをコラボってみるアート

Paul Fuentesはメキシコのグラフィックデザイナー。彼がインスタグラムにアップしている作品を覗いてみましょう。身近な食べ物や、家具や小物が合体してパステルカラーの背景に合わさると、なんだかキュートなキメラがいっちょ上がるっていう話。

ハーフ・ジャパニーズとかいう結成40年のアメリカンパンク野郎

ハーフ・ジャパニーズといえば、あなたは誰を思い浮かべるだろう。たぶん、ウェンツくんとか、カルーセル麻紀とか、ピーターとか、だいたいなんとなくその辺りの芸能人が、脳裏を過ることと存じます。しかし、我らがセカンド・オピニオンたるグーグル先生に本キーワードについてお伺いを立てたところ、真っ先にヒットするのが、結成概ね40週年くらいを迎える生ける伝説のオルタナティブエクスペリメンタルパンクバンド「Half Japanese」だったりするのだ。